TOYOTA GAZOO Racing
GR86/BRZ Cup 第6戦 SUZUKA

日時：2024年10月4日(金)～10月6日(日)
場所：鈴鹿サーキット
イベント名：TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2024 第6戦 SUZUKA

　2024年10月4日(金)～6日(日)にGR86＆BRZ Cup第6戦鈴鹿が開催されました。東海地区スバルグループも今年度最後の戦いとして参戦してまいりました。今回のレースは、ドライバー岩崎(半田店メカニック)も2年目という事もあり、好成績を上げる為、練習走行から気合十分で、一週間前の鈴鹿サーキット事前練習でもユーズドタイヤで好タイムを計測していました。

　出発日前日、予定していたメカニックが体調不良の為、不参加となり急遽他の部員が参加することになりました。当日はあいにくの雨でしたがピットの設営では大変助かりました。
　4日(金)は雨、路面状況も雨が止んで乾き始めたかと思えば直ぐ雨が降るという難しい天気でした。セッティングは、ドライとウエットの中間ぐらいのセットで走行。B組8位2分45秒811。順位が近いドライバーの中には、トップ10常連のドライバーが多く、1つ下の順位のドライバーは今回の決勝でトップを走行していたドライバーでした。ウエット路面を得意としている我々のチームは、決勝でも雨が怖くないという強みがあり、ドライバー以外は少しだけ雨天も期待していました。天気予報は、決勝に向け晴れていく予報だったので、予選のセッティングもドライバーと話し合い、フロントサスペンションを大きく変更するという決断をしました。また、予選時の新品タイヤの使い方を、トップチームの社長直々にご教授いただきました。

[レース準備前]

　5日(土)予選。通常は速いドライバーの後ろにつき、引っ張ってもらう作戦を取るところ、今回はピットが早い番号だったため、一番に出て自分の走りをする事にしました。2周アタックする事を狙い、リヤタイヤを上手く温めることを意識して走行したところ、計測1周目に自己ベストの2分33秒688を出すことができました。2周目も途中までベストを刻んでいましたが、ヘヤピンあたりでレッドフラッグが出て、アタックをすることが出来ませんでした。結果として、1週目の計測が予選のタイムとなりました。総合予選順位は24位。2周目のアタックが完走できていれば・・・という思いもありますが、大変素晴らしい結果となりました。これは、セッティング変更をしたメカニック、予選時の新品タイヤの使い方をご教授いただいた社長のお陰と感じております。そして何より、ドライバー岩崎が熱い気持ちをもって臨んだことでこの結果を引き出せたと思っています。

　6日(日)決勝。この日もサーキットへの到着は1番乗り。どのチームよりも早く集合し、ピットでゆっくり朝食を取り、車両保管解除のタイミングを待ちます。車両保管が解除され、恒例のタイヤピックアップの清掃。新品の様に仕上げ、メカニックからドライバーへ最後に想いを託します。
　ドライバー岩崎は、三重県松阪市出身という事もあり、幼いころより両親に鈴鹿サーキットへ連れてきてもらいレース観戦をしていました。今回のレースは、岩崎の両親も応援に駆けつけ、鈴鹿という舞台でドライバーとしてレースに参戦する姿を見せることができ、良い親孝行となりました。